エメコは1944年にペンシルヴェニアで設立。第二次大戦の間はアメリカ合衆国政府から潜水艦や船の上で使用する、海水や潮風に強いチェアの開発・製造を受注、事業を拡大しました。中でも「No.1006」はネイビー・チェアという愛称がつくほど普及しました。それは77段階もの様々な工程を経てようやく完成するものであり、エメコのアルミ加工技術の高さを体現するものでした。
emecoチェアはアメリカでは希少なハンドメイド製品です。1点1点熟練工によって丹念に作り上げられるチェアは、彫刻的なフォルムとぬくもり、存在感を放ちます。スタンダードなBRUSHED 仕上げはハンドブラッシュの温かいテクスチャー。また、ポリッシュ仕上げは、1脚磨きあげるのに約8時間もかけられ、その深い光沢はひとつのアートと言っても過言ではありません。